現在Adobe Fontsから提供されている「ヒラギノ明朝体」。ウエイトは2種類「W3とW6」が提供されています。Macに搭載されてからデザイン業界でも一気に定番書体となった書体「ヒラギノ」ゴシック・明朝体ともに人気のある定番書体です。
「ヒラギノ」シリーズのフォントのデザイン・開発は、SCREENホールディングス(旧・大日本スクリーン製造)によるもので1990年から開発が始まった比較的新しい書体です。
SCREENホールディングスは、当時開発していた組版システムにフォントを搭載するため、フォントの自社開発に踏み切りました。写真製版用総合機器メーカーとして画像印刷に強みがあったSCREENホールディングスは、ビジュアル雑誌をターゲットとし、グラフィックと調和しながらもくっきりと読める書体が必要でした。また多くの字母を持つ写植機メーカーと異なり、書体メーカーとしては後発だったSCREENは、既存の書体には類似しないオリジナルな書体の開発にこだわり、制作しています。
このような開発背景により、Macに搭載されているフォントだからといってスクリーンフォントではないのは明確で、(スクリーンでも読みやすく綺麗に表示されます。)印刷をターゲットとして開発されているフォントなので、現在でもグラフィックデザイナーさんも多く使用している書体となっています。
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