目にやさしく、心にひびく。凸版文久体ファミリー
本文用である凸版文久明朝は、縦組みの読みやすさを第一に考えて作られました。凸版文久体ファミリーの中でもっとも代表的な書体で、戦前から受け継いできた凸版明朝体をベースに、現代に合うように明るく平明に磨きあげています。
現代のデジタルフォントに多く見られる文字の大きさやディテールを画一的に揃えるデザイン傾向と異なり、文字がもつ本来の形を活かした抑揚のあるデザインで、読むリズムを演出するように設計しています。
スクリーンメディアでの表示用としての利用も配慮されており、ディスプレイのバックライトなどで文字が細くならないように文字の太さが調整されています。
凸版印刷の書体は小さな文字でもよみやすくはっきりした形が特徴です。線がはなれている「そ」「さ」「き」の文字や、すっきりした感じのデザインなどを見ると、私たちが日ごろ手で書く文字と同じ筆の運びを見ることができます。そうした暮らしにとけこむ自然なたたずまいと読みやすさへの心づかいは、凸版文久体にも受けつがれています。
※『文久体』は凸版印刷株式会社の登録商標です。
トッパンは、未来の新しいコミュニケーションの形をデザインし、ふれあい豊かな暮しに貢献します。明朝体、ゴシック体と、それぞれの見出し書体のラインナップをファミリーとする凸版文久体は、一歩先の言語コミュニケーションを見据えて創られました。伝統的な日本語書体の中では最も現代的で、手で書いたようなやさしくうるおいのある表情で光を感じさせるその特長は、目にやさしく心にひびく文字になって様々な言葉を届けます。
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