平成書体は、平成元年、文字フォント開発普及センターにて、日本語の標準的なフォントとして開発された書体です。平成明朝体は、主に当時流行していたワープロに搭載され、使われていた書体です。低解像度、横組みを前提として開発された書体なので、独特なデザインとなっています。
平成明朝体は、デジタル化に適したエレメントやカーブを持たせた書体として開発されており、スクリーンで読んだ際に読みやすくするために、他の明朝体と比較すると直線的な漢字と、明朝体独特の微妙な表情を排除した仮名(ひらがな、カタカナ)で構成されています。開発背景が独特なフォントのため、明朝体の情緒や繊細さが感じにくい独特なデザインが特徴です。
ウェイトはW3からW9まで用意され本文組みから見出し、大見出しまで使用できます。Adobe Fontsからは現在4種類のウェイトが提供されています。明朝体の他にゴシック体の「平成角ゴシック」もAdobe Fontsから提供されています。
タイプバンク:平成明朝体
ダイナフォント:DF平成明朝体/DFP平成明朝体 – Adobe-Japan1-6準拠版がある。
リコー:HG平成明朝体
アドビ:平成明朝 Std/StdN
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