Google Fontsから提供されている「Playfair Display」。オランダ(アムステルダム)を拠点に活動している書体デザイナーの「Claus Eggers Sørensen」さんがデザインしています。「Didot」に似ているフォントですが、横のラインが太く、幅が若干狭くデザインされているので組んだときの印象は全く違うものになります。12種類のファミリーからなっており、ウエイトも6種類から選ぶことのできるフォントです。
ヨーロッパで啓蒙思想が主流だった時代の18世紀頃、「羽根ペン」が「先の尖ったスチールペン」に置き換わって「スチールペン」が人気をはくしていました。印刷技術も発展し、インクや製紙技術も向上した結果、印刷された文字のエッジラインはシャープになりコントラストが高まり、繊細な細いヘアラインも表現されるようになりました。その一方、手書きの書体を目にすることが少なくなりました。この書体「Playfair Display」は、この時代の書体に色気や雰囲気を添えたフォントです。当時の何か特別な書体をリバイバルしたのではなく、
Baskervilleをデザインした「John Baskerville」が制作した書体や、スコッチ・ローマン体から影響を受けています。
よりよいサイトを目指してWikipediaのように「フォントを愛する方、詳しい方から」の情報提供や修正依頼を募集しています!
「原稿をこうして欲しい! 修正して欲しい! リンクの修正依頼・ご意見等」ございましたら、
お手数ですがこちらの改善依頼フォームからご連絡願います!