Adobe Fontsから提供されている欧文書体「Parisine」。名前の通り「パリ・サイン」、1996年にフランスの地下鉄のサインのために開発された書体です。「ロンドン地下鉄」で使用されている書体「Johnston」、「ニューヨークの地下鉄」で使われている「Helvetica」のように、年月をかけてパリのシンボルになりました。旅行者のためにつくられた書体は「Parisine」は読みやすく、フレンドリーで、愛らしいデザインとなっています。
Parisineは現在、読みやすい書体として工業的・産業的なデザインのフォント「DIN」の他の選択肢としても考えられ、より人間らしい書体の新しい選択肢としても考えられるようになっています。
地下鉄のサインとして開発されたParisineは、様々な種類のファミリーで構成されており、幅広い媒体で使用できる構成となっています。雑誌、書籍、広告ではCompress書体が、見出しを強調し、Narrow書体はスタンダード書体では入り切れない原稿を綺麗にレイアウトできるようにも使用できます。
Parisineの別バージョンとして「Parisine Plus」が1999年に開発されています。
この書体は非常にバリエーションに富んだファミリーで構成されています。フランスのタイプファウンダリー「Typofonderie」によってデザインされフランス語で名前がつけられているので若干理解しにくいネーミングです。
1. スタンダードの「Parisine Std」
2. 細い「Clair」
3. 少し細い「Gris」
4. 太い「Sombre」
の4種類の「太さ」で分けられており、さらにその中でも「Regular、Bold」とウエイトを選択できるフォントです。まとめると8種類のウエイトから選択できるフォントです。
フォントスタイルは「スタンダード、イタリック」の2種類あるので、合計16種類で構成されているファミリーです。さらに、Compressede書体、Narrow書体も別で存在します。
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