Adobe Fontsから提供されている「好恵の良寛さん」のウェイト「Demi Bold」。「好恵の良寛さん」シリーズは、全6書体。「好恵の良寛さん」と「好恵の良寛さんPen」の2種類、それぞれ3種類のウェイトが販売されています。
収録されている漢字が少ないため一部、作字する必要がありますが雰囲気が素敵なフォントです。他のウェイト「B」「M」もAdobe Fontsから提供されています。
毛筆フォントを作るにあたり、江戸時代の禅僧であり、優れた書家でもあった『良寛』の書に向き合うことから始まりました。自分で作り始める前に繰り返し臨書の日々、そしてそれをフォント化することを目指しました。
日本には独自の「かな文化」がありますが、漢字にはない丸みを帯びた字形は柔らかさを感じさせます。良寛の字体は、漢字でありながらまるで「かな」の様。空間が多く、空気を含んだその文字は、アンバランスに見えて絶妙なバランスを保っています。筆で書くときと違い(当時の書はすべて縦書き、しかも連綿と言い文字は流れるようにつながっています)均等な大きさや、横書きを求められるフォント制作は、苦労を要しました。
文章を組んで行くと字間が開いたり詰まったり、思うようにならないのです。しかし、不自由さゆえの自由がこのフォントにはあると感じます。良寛の書は全体的に細い文字が多いのですが、緩急がつくようにM・DB・Bを用意しました。今で言うところの「ドヤ顔(してやったりの顔)」をしない、良寛の謙虚でのびやかで素直な書を、少しでも表現できたらと思い作った筆フォントです。ぜひ楽しんで使ってください。
このフォントには、新聞社、出版社、国語研究所等の使用頻度表から選んだ、ベスト1,000の漢字に両仮名および約物を加えた計206文字が含まれます。
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