Adobe Fontsから提供されている「Medusa」は古典的なカッパープレート体、オランダのフォントメーカー「Retype」がデザインした書体です。優雅で、華やかな印象になるカッパープレート体。各社から様々なカッパープレート体が発売・提供されていますが、「Medusa」は1800年代半ば、当時高く評価されていたスペインのカリグラファー「Ramón Stirling(ラモン・スターリング)」の書体をもとにデザインされています。文字の太さは結構細いので、文字サイズ(級数)を下げると可読性が極端に落ちるので見出しやロゴのベースフォントとして使用するのが賢明です。
日本人の日常生活では、書く機会がなかなか無い書体ですが、グラフィックデザインにおいては適切なジャンルで使われている書体です。結婚式、バースデーカード、バレンタインデー等のお祝いや感謝の場面でのデザイン、華やかさがあるので女性雑誌やジュエリーに関する広告等のデザイン、チョコレート等の食品パッケージデザイン、ワインのラベルやロゴデザインで使われたりすることが多い書体です。
オランダのハーグ(Hague)を拠点に活動しているフォントメーカー(Digital Type Foundry)。堅実でモダンな書体ファミリーを求める見識の高いデザインスタジオやアートディレクターにとっても、Retypeにはよく練られた多様な書体が揃っており、その多くはデザイン賞を受賞しています。
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